file 08『えがおの約束』
「家が完成したら飲みましょうね」・・ その約束をしたのは、約3年前。 コロナとの戦いが始まったばかりの頃でした。 「よし!約束のときがきた!」 待ちに待ったこの約束を果たせる日が来ました。 さかのぼること1ヶ月前、 ホームページ「お客様の声」のインタビューをさせて欲しいと、H様にお願いをしました。 広報の菅原(インタビュアー、ガースー)が、家づくりの経緯や 住んでみてからの感想などを質問。 すべり気味・・・もしくは完全にスベった私を、ご夫婦はいつも拾ってくれて、しかも笑ってくれる。 勝手ながら、私も第一印象で気が合うと思わせてもらいました。 家づくりに対しても、お金に対しても人としての価値観が大好きでした。 「H様の家づくりをお手伝いしたい。自分ならもっとH様が想像している以上にいい提案ができる」 他社ならできないことも、アイビックならあたりまえにできる自信がありました。 インタビューを終えると、突然奥さんが 「あの約束を覚えてますか?」 もちろん覚えてました。 むしろずっと楽しみに待ってました。 あの楽しかった家づくりの打ち合わせをしていた日のように 飲み会の段取り打ち合わせがスタート。 「お肉は松下に用意させてください」 どうしてもご馳走したいお肉がありました。 準備万端でその日が来るのを、遠足がくるかのように心待ちにしていました。 3年越しの約束が果たせる日がついに来る。 あんなに楽しい楽しい打ち合わせを重ねた住まいで、 どんな光景が待っているのかどんな笑顔に会えるのか 楽しみにしながら約束の地へ向かいました。 通りでも目を惹く、素材にこだわった塗壁の外観がお出迎え。 インターホンを鳴らし、 「天才営業マンです」とボケると 「帰ってください」と笑いながら返してくれるご夫婦。 娘さんを抱っこしたご主人が笑顔で 「いらっしゃい、どうぞ どうぞ」 3年前はまだいなかった娘さんも出迎えてくれました。 あの頃から家族も増え、さらに嬉しい気持ちになりました。 奥さんはキッチンでサンチュを洗いながら 「松下さんいらっしゃい。日曜日の夕方にうちに来るぐらいだから、暇な営業マン?笑」 ウッドデッキからは、私が喋るたびに、ワンちゃんのあんずが吠える。 それを見て 「松下さん怪しい人と思ってるんやないん」笑 アイビックのブログやインスタ、YouTube、全てチェックしてくれるH様。 自由と楽しいことをこよなく愛す、キュートなファミリーです。 家の打ち合わせも、いつも笑いが絶えず楽しかった。 気づけば私の方が、ご主人と奥さんの大ファンになっていました。 「妥協するぐらいなら、建てない方いい」 ご夫婦の合言葉。 その言葉は私の宝物の一つになりました。 そんな3年前の打ち合わせの思い出にひたっていると 奥さんのスーパードライ生ジョッキ缶から泡が吹き出し 「テッシュー‼︎」 その叫び声で乾杯の音頭となる。 まずはタンから。 「美味しい!!お店で出てくるクオリティ!」 いや、こんなもんじゃない。 私のおすすめは、マクミとぷりぷりホルモン。 マクミは脂っぽくなく、サラッと食べられる。 奥さんのお酒も加速する。 飲み込むタイミングがわからないからホルモンが苦手と言っていたご主人も、 一口食べると 「脂が甘い、口の中ですぐ溶けて飲み込みやすい!」 用意してくれていた、キムチも絶品! お酒もすすみ、会話も弾み、賑やかなLDK。 その日のLDKは、ずっと笑顔と笑い声であふれていました。 この感覚・・・ 家とは、人が集まり笑顔になった瞬間に本当の完成となる・・・ 完成して終わりではなく、ずっと続く物語が存在する特別な場所。 この場所にくると、笑顔が待っている。 そう実感しました。 そんな素敵なご夫婦の、住まいづくりから暮らして感じたことのインタビューが 本日公開。 インタビューはこちら H様へ 初めてお話したとき、勝手ながら縁を感じました。 いつも、設計の足立と4人で楽しみながら打ち合わせしたのを 昨日のことのように覚えています。 会うたびに、今日はどうやって笑わせようか考えてました。 気づけばご夫婦の大ファンになっていたのは、私の方でした。 大好きです。 完成した家でみんなで焼肉をしたとき、自由設計って想像を遥かに超える 特別な場所になるということを、再確認させてもらいました。 人が繋がり、心も繋がる。 そんな気持ちにさせていただき、本当にありがとうございます。 後ろ髪を引かれながら 帰る時間になると、 「もう帰るの!今度いつする?」と奥さん。 「次の夏。約束」 ・・・ところで奥さん、チューハイ何本目? 松下 晃雄