素晴らしき「笑い」
こんにちは、佐々木です。 みなさん、年末年始はどう過ごされたでしょうか? 私は相も変わらずバラエティ番組やネタ番組を、ひたすら観て楽しむ毎日でした。 そんな中、年末の開催ではなかったものの、今年も話題になっていたのは、「M-1グランプリ」でした。昨年の優勝はご存じの通り「ウエストランド」で、「人を傷つけない笑い」が浸透する中、敢えて毒舌漫才で決勝に臨んだことが評価の大きな要因だったように言われました。 ただ、私は「毒舌漫才」は手法であって、それが要因だった訳でも、人を傷つけた笑いだった訳でもないと思います。彼らは、むしろ特定の人を傷つけることなく、多くの人が心の中に抱いている疑問やフラストレーションを言葉で表現することで、審査員や観客、視聴者の共感を得ることに成功し、爆笑に繋げたのだと思います。 惜しくも優勝を逃した面々も、観ている側の普段気づいていない感覚を呼び起こし、予感していなかった共感を呼ぶことで笑いに繋げていたことは共通であるように思います。 多くのお笑い賢者が敬愛し続ける永遠の爆笑王・故桂枝雀師匠は、「笑いとは緊張の緩和」と提唱し続けておられました。笑いは、緊張から解放され、対象に共感したり、親しみをもつことで生まれるものだと思います。だから笑いは素晴らしい、とこんな風に笑いを分析するのもウエストランドは「一番ウザいマニア」とネタにしていますが、M-1だけでなく、あらためて笑いの素晴らしさを感じられた年末年始でした。 今年もアイビックは皆さんの共感を得て、皆さんを笑顔にできるものをお届けしてまいります。よろしくお願いします。