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file02 『この人から買いたい』

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4月7日ぶりの登場
松下 晃雄

「この人から買いたい」
そんな最高峰の接客を体験した日の
ことをブログに残そうと思います。

ゴルフ用のサングラスを
買いに言った時の話です。
プロスポーツ選手も
愛用している人気ブランド
その名も“オークリー”

「このモデルが欲しい!!」と
意気込んでいざ、お店へ

棚にはあの“オークリー”が
「お!こんな色もあるのか」
テンションは上がる、上がる
「よし!これにしよう!!」

近くに居た女性店員さんに
声をかけました。
「すみません、こちらのサングラスください」
すると女性店員さんは私の顔を見て、
少し考えたあと
違うモデルを紹介してくれました。
え?なんでだろう??
「お客様は“顔が面長“なので
こちらの大きいレンズのほうが
宜しいのではないでしょうか」・・・
「・・・確かに長めですが」
「でもこちらのシュッとしたサングラスが
気になるんですよ」と返した
「では、そちらの商品を
かけてみてください」すかさず返され
お気に入りのモデルをかけてみる
女性店員さんは一拍おいて
「やはり“面長“なのでこちらの
大きいレンズのほうが」
むむww!2回目の“面長”で『確信』しました。
グイグイ系の接客スタイルか!!!!
いや待てよ?
何かあるはずだ??
そこまで言うのは???
自分ならこんなリスクのある接客はしない。
もしかして、“面長“に対して、
レンズの大きさ黄金比率があるのでは?
「これは勉強だ」
もう一回お気に入りのモデルが
いいと言ってみました。

すると、この顔の長さに対して、
比率の具体例をわかりやすく説明され
(眉からアゴまでの長さ3分の1以内に収まる
サイズを基準にすると良い)
なるほどな・・・・
「シュッとしたモデルだと4分の1か」
「顔長っ」と改めて思わされました。笑
それから数回“面長“を
連発されましたが、その説明に釘付け!
比率のバランスを把握し
自分に合ったサイズ感の重要性に納得した私は

「じゃあ、こ、これください」
気づいたら“面長“の私におすすめな
サングラスを購入していました。
当初の予算よりプラス2万円でしたが、
試着してフィット感、
顔とのバランス、レンズが高性能
そこに導いてくれたあの店員さんの熱量。
金額以上の価値を感じたからこそ
決断しました。

「ああ!いい買い物したなぁっ!!」
軽い足取りで家路に着き、
鏡の前でサングラスを装着。
ん!!!!!!!!
「バッタの妖怪じゃないか」

検討しているときにあの店員さんの
話に夢中で気づかなかったけど
“面長“に大きいレンズ
まさに「バッタの妖怪です」
それでもゴルフをするときは毎回愛用
あの店員さんとの思い出のサングラス
かけ心地も申し分なくいつしか
お気に入りになっていました。

しかし別れは突然に・・・・・
そのサングラスもカートの下敷きになり
壊れてしまいました。

「落ち込んでいる場合じゃない、
次の相棒を買いに行こう」
お店に着くと、あたりを見渡し
あの店員さんを探している自分がいました。
しかしその日、会うことはなく
一人で選ぶことに。
「わかってるよ、レンズは大きめね」
あの日の『体験』を生かすことができ
買い物は終了。
商品には満足していましたが
「あの店員さんから買いたかったなぁ」
「こんな気持ちになるとは。」
商品の魅力を超える人間力を
体験させてくれた店員さん、
あなたは接客の最高峰』

バッタの妖怪サングラスを買った時のように
軽い足取りで家路につき
あの日のように鏡の前に・・・

結局どのサングラスでも
「バッタの妖怪じゃないか」笑

この経験で気付かされたことは「疑い」です。
「疑い」をもたらせてくれることで
冷静な判断ができ、
後悔のない選択をすることができました。
家づくりの世界でも同じような気がします。
耐震は?断熱性能は?保証関係は?
間取りは?デザインは?予算は?・・・
全てに「疑い」の目線をもち、
「疑い」から「信用」へ
変わった瞬間に
感動と満足が待っているのでは
ないでしょうか。
そのためには、様々な角度から
真剣に向き合い、伝えることが
お客様にとって最大の利益となる。
あの店員さんは、
私に利益をもたらしてくれました。
次は自分の番だ、いざ営業の最高峰へ

“感動“とは感じて動く
じゃあどこが?『心が』
『いい接客とは心を動かすことだ』

松下 晃雄

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