
おうちで簡単DIY8
みなさん、こんにちは。今回はDIYとは関係なく、コンクリートのお話です。 先日、非住宅のRC特殊建築物でコンクリートを打設したので、コンクリート試験のご紹介です。 コンクリート打設前に、配合計画書を作成します。 単位水量の検討や、AE減水剤等の混和剤の検討など、いいコンクリートを打つには知識経験が必要になります。 写真にあるように、24-15-20Nとありますが、 24は、24Nは、設計基準強度に強度補正や温度補正を検討した呼び強度です。 15は、スランプ値。コンクリート流動性の値でワーカビリティーを考慮します。 20Nは、骨材の大きさと、普通ポルトランドセメントNです。 まず、左にあるのがテストピースです。1試験に6本取ります。 養生も現場か工場かで水中養生します。1週強度破壊試験3本と4週強度破壊試験3本試験します。 なので、打設から1ヶ月後にテストピース破壊試験を経て、配合計画通りの強度が出ているかを確認する為の試験です。 (圧縮破壊試験は、公的機関試験と工場試験があります) 中央にあるのが、スランプ試験。スランプコーンという、鉄製カラーコーンみたいなものに生コン入れて、 地面から引っ張り上げます。コーンが30cmなので、そこから15cmさがるのが、スランプ15です。写真は、試験して14cm でした。15以上なので試験合格となります。 その他塩化物試験等も行います。昔は山砂でしたが、近年海砂ばかりになり、塩化物試験が必要になりました。 記憶が曖昧ですが、昔の高速道路はイオン化反応でクラックが発生し強度不足になっていたような気が・・・大事な試験です。 簡単にコンクリートを打つと言っても、生コンクリートの試験や、打設に技術と経験が必要だったりと難しい所が たくさんあります。 また次回、違う試験や技術をご紹介しますね。